価格について想うこと
価格について想うこと
インクジェット出力物の価格は各社様々の様ですがほとんどの場合は高いような気がします。出力してる本人が言うのも変ではありますが。インクジェット出力物の値段はもう少し安くなった方がいいのではないかという話を今日は少し。
ほとんどが少量出力のため通常の大量出力の出版物の価格と比べると高いのは当然かもしれませんが、やはり高いと思います。
少量の商品を製作してお客様に売る商売、例えば、食べ物やさんやクリーニング屋さんなど何でもいいのですが昔から世の中に多くあるような商売では一人の店員の売り上げはその店員の給料の3倍あれば大概の場合充分と言われています。
インクジェット出力屋の場合その日の仕事量にもよりますが1社員の売り上げ額は給料の何十倍になることがよくあります。ま仕事が少なくて暇な時も多いので平均するとかなり落ちますが。
要はマイナーな業種であるため毎日、月々の仕事量が一定してないのです。それがために価格を高めにしないとやっていけないのでしょうけど。
でも逆の言い方をするともともと価格が高いから仕事量が少ないのじゃないかと、安く出来ればもっとたくさん仕事が増えるのではないかと思ったりします。
値段が高いとお客さんは品質にうるさくなります。安いものにはうるさく言いません。なにも値段を安くして品質も落とそうと言うのではありませんが必要以上に品質にこだわる場面が多いのも事実です。お店の中に貼る印刷物と屋外の広告物とでは当然品質と価格は違うべきです。
また価格を安くしてより多くの仕事をこなす方がレベルが上がっていいものが出来るようになります。
1日あたりの業務時間が限られている場合、価格を安くして仕事量が増えると当然社員も設備も増やさなければなりません。暇になったときは会社は経費がかさんで対応が難しくなります。
当社の場合少人数でしかも24時間体制でやる覚悟があり実際そうしております。通常の月の数倍の仕事量もこなせるようにしております。忙しいときは社員みんなががんばるのは当然ですが最後は親方が夜なべでがんばれと言うわけです。
これさえ出来れば無駄な投資をしないで利益も出して価格も安く出来ます。仕事量が一定しない会社は体制を柔軟にしなければ対応できません。多くの同業社の場合難しいと思います。
現在の価格設定をすぐに下げるようなことはないと思いますが価格は案件ごとに諸条件を鑑みて出すようにはしております。商品の使用目的に応じた印刷品質をもう少しお客さんに理解してもらえて、もう少し仕事量が安定して増えたら、下げられます。